日帰りで食事や入浴、機能訓練、レクリエーションなどのサービスをうけられるデイサービス。この場で、散髪も済ませられたら、とても楽ですよね。
そこで、デイサービスで散髪やヘアカットサービスが受けられるのか。介護保険が使えるのかについて、くわしく調べてみました。
家族がデイサービスを利用している方や、今後デイサービスの利用を検討している方は、一緒に内容をチェックしてみましょう。
デイサービスでの散髪可否は自治体によって違う
デイサービスを行っている施設の多くで、訪問理美容サービスが行われています。
美容師ふせ
と思っている方が多いのですが、厚生労働省のホームページにも、デイサービス施設での散髪は問題ないとされています。
普段利用しているデイサービスで、出張カットのサービスがある場合は、ぜひ利用してみましょう。
ただし、各自治体の考え方によって、デイサービスでの散髪が禁止されている場合もあります。この場合は、サービスを受けられないため、自宅へ来てもらえる訪問美容サービスが便利です。
散髪では介護保険は使用できない
デイサービスで散髪をお願いする場合、カットやシャンプーなどにかかる費用は自己負担となります。介護保険の金額内で、カットサービスを受けることはできませんので、注意しましょう。
施設でカットを受ける場合、まとまった人数が利用するため、価格が抑えられるケースがほとんど。
一人当たり、カット1,000円~2,000円程度でお願いできる業者も多く、美容院へ行くより安くなるケースもあるんです。
カラーやパーマといったメニューに対応している訪問美容サービス業者も多くあります。デイサービス施設を選ぶ際には、散髪が受けられるかどうかを、事前にチェックしておきたいですね。
介護保険は使用できませんが、自治体によっては訪問理美容サービスの助成が行われています。指定の条件をクリアすることで、カット代金を補助してもらえるサービスですので、住んでいる自治体で助成が行われていないか、たしかめてみましょう。
散髪の時間は利用時間に含まれない
デイサービスで散髪を受ける場合、その時間は理美容師が対応するため、施設の利用時間に含まれません。散髪に30分かかった場合、その分利用時間が少なくなる計算です。利用時間を減らしたくない場合は、散髪の時間分だけ延長するなどして、調整しましょう。
介護施設の職員さんはカットNG!
美容師ふせ
そんな時、デイサービス施設の職員さんに、軽い気持ちでお願いしたくなりますよね。でも、介護施設の職員さんは、理美容師ではないため、散髪を行うことはできません。
理美容師免許を持つ介護士であっても、理美容室を開業していなければカットはNG!
介護士さんや介護施設にとって、規約違反になってしまいますので、安易にお願いしないようにしましょう。
まとめ
食事や入浴に加え、散髪までできたら、デイサービスへ行くのがより楽しみになります。定期的に、訪問美容サービスが巡回している施設を選んで、ヘアスタイルをすっきり整えてみてください。
デイサービスではカットが受けられない場合も、全国にたくさんの訪問美容サービスが展開されています。
必要な道具をすべて持参した理美容師が、自宅でカットしてくれますので、散髪で悩んでいるなら利用を検討してみましょう。